New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

57)推手講習会

先日、推手の講習会に参加した。頭に残っている講習内容をここに残しておこうと思う。

推手は、推す人と受ける人の共同作業であり、接触部分を経由してのコミュニケーションであり、勁力(気)のやり取りで、気持ち良さを味わうものである。

受ける人は、相手からの勁力(気)を素直に受け取って、それを足裏までおろし、足裏から戻って来る反力を接触部分経由で、相手に戻しながら広がる。気が身体を駆け巡った、気持ち良さを味わう。

最初に推した人は、相手からかえって来た勁力(気)を素直に受け入れ、勁力の来た方向に飛んであげて、気持ち良さを共有する。

推す人は、相手に寄り掛かったりせず、受ける人の足裏に届く様に気を使いながら、押してやることが大切。

受ける人は、相手からの勁力を足裏におろす為、含胸抜背、尾閭中正で、両胯を均等に緩め、両足の真ん中に居る事が重要である。胯が均等に緩まないと、降りている最中に腰の向きが変わって力が逃げてしまう。

受ける人の手順としては、

①含胸抜背。
②尾閭中正。
③両胯を均等に緩める。
④腰がおさまる。
⑤相手の足が浮いた事を確認する。
⑥足を踏まないで、頭を前に出さないで、腰を前に送る。
⑦手は最後に前に出る。