New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

44)推手套路の練習

先日、太極拳の教室で推手套路の練習をしました。色々と注意された内容をここに書いて、備忘録にします。

①相手がかける技を先取りして、自分勝手に一人相撲をしてはいけない。相手が技をかけて来た後で、それに反応する。それまでは動かない。

②身体を前後に動かし過ぎない。力が伝わるには腰が動く必要があるので、その分は動くのだが、むしろ、その場所に居るイメージに近い。

③弓歩の姿勢でやる事と后坐の姿勢でやる事を分けて理解する事。

④腰が反り返らない。膝が内に入らない。胸/腹が出ない。

⑤ぶつからない。離れない。抵抗しない。萎えない。を守る事。

⑥「掤」の動作で伸ばす手は自分で上や横に行かない。胸に向かって最後まで伸ばすイメージで推す。曲がったままで終わらない。

⑦「捋」骨盤は動かさず(膝が捻じれないようにする為)YAOの回転で上をまわす事。肘をもっと下げて、手の甲が身体につく位にしてまわす事。

⑧「擠」の動作は弓歩のまま行う事。「捋」された方の肘が更に前に出て反対側の手が内側からそれを推してサポートする。身体も手も後ろにさがる事が無い様注意する。手は前後重なりで押す。その後相手に「按」されると感じたら、内側の手を、上外側にまわして相手の「按」を受け、「捋」された側の手をフリーにする。

⑨「按」は手で下げるのではなく、背中を落とし、首が伸びるイメージで行う。手の指は相手の腕に巻きつけず、平なままおろした後、身体で横にいなす。「按」される側は、逆らわずに真っ直ぐ下げる。横にいなすのは相手の仕事。いなされた側は、相手に先行してその方向に動く事で、相手を暖簾に腕押し状態にしつつ、身体を使って最初の塔手に戻す。