New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

6)ゆるめる

太極拳の講習会に行った時言われた。

太極拳の動作は、ゆっくり、均一に、ゆるめながら せよと。

太極拳の動作は、ゆるめて、つなげて、広げる ようにせよと。

「ゆっくりと」「均一に」「広げる」の部分は、なんとなくわかる気がするのだが、「ゆるめながら」と「ゆるめて」「つなげて」が難しい。

正しいかどうか?付だが、「ゆるめる」について、今はこの様に理解しています。

①人の身体は、重心があるべき位置から、足裏の踵側、爪先側、小指側に少しずれても倒れない。踏ん張る為だが、その結果、膝や腰、ハムストリング、臀筋等のどこかに、緊張が生じる。もちろん頭の位置とか、両腕、肩等でバランスを取ろうとすれば、首筋にも緊張が出ますよねぇ。

この緊張をなくす事が「ゆるめる」第一歩だと思うので、重心位置は常にあるべき所に置ける様に努力しています。

②我々は小学校に入った頃から、「気を付け」の姿勢を、身体に刷り込まれているし、運動と言えば、「早く・高く・力強く」を求められていた。この事は無意識のうちに、筋肉が緊張した状態を作り出し、本人もこれを異常と思って居ない為、もっと緩んだ姿勢があることに気付きにくい。

この呪縛から逃れる事が必要で、その為には、身体の各部の、筋肉、腱、関節、皮膚に緊張がないかを、常に確認し続ける事だと思う。