New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

263)内転筋群

太極拳で良く注意されるのは、片足になる時に足の外側の筋肉を使ってしまう事です。たとえば、弓歩→后坐→碾歩→収脚→上歩の動きで、足の外側の筋肉を使った事が、最も顕著に表れるのは、収脚時の姿勢でしょう。

体重を外側の筋肉を使って支えると、体軸が身体の中心から外側に移動し、安定感も出ませんし、身体を上に引き上げる感覚も得られません。

内転筋群を使えば、体の中心に体軸を置く事ができる様になり、安定感が増しふらつく事が無くなります

しかも、内転筋群を使う事を意識すれば、虚領頂勁がおのずと出来て来るので、套路の至る所で、私は、内転筋群の働きを意識しています。

たとえば、
①弓歩→后坐の時、体軸が左右に移動せず真っ直ぐ後ろにさがれているか?
倒巻肱で後方にさがる時、体軸が横にずれて居ないか?
攬雀尾で捋をする時、ま後ろにさがれているか?
雲手の側行歩で左足から右足に乗換える時、体軸が右足方向に移動して居ないか?

この様な時に、内転筋群を意識して、練習しています。