New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

198)纏糸

緩めて、繫いで、拡げるとか、命門と手指を繫ぐとか、丹田と足裏を繫ぐ、とか言われますが、繫ぐとはどんな事を言うのでしょうか?

右足に体重を乗せた状態で右腕を思い切り上にあげて指先までピーンと伸ばすと、わき腹から腰に掛けての筋肉や、脇の下の背中側の筋肉や、二の腕の筋肉が、目いっぱい伸びた感じになります。

この時に意識出来た全ての筋肉が相互に連動して居る状態を、繋がった状態と言うのだと聞いた事が有ります。

身体をピーンと伸ばす代わりに、纏糸をかける事で腕の筋肉が捻じれ、この状態を作る事ができるらしいです。

沈肩墜肘とやかましく言われますが、これは肩を沈め、肘を下に向ける事で、腕に纏糸を掛けて、手指と命門を繫ぐ為だったのでしょう。

纏糸は腕にだけ必要な事ではありません。丹田と足裏を繋ぐ為に、胯を緩めて円襠を確保する事で、脚にも纏糸がかかって居るらしいです。

以上は、YouTubeからの知識ですが、自分では成程と思ったので、ここに書いておく事にしました。