4段位教程重点項目の資料に説明が有った、①②③の内、①②は以前に書いた。今回は最後の項目③について記す。
③は心静体鬆、気沈丹田についてである。
心静とは、精神の安静状態を保つ。集中力を保つ。静で動をコントロールする。動いているのにあたかも動いていない様な静かな状態を保つ。
体鬆には、上虚下実の静的な放鬆と、上肢と各関節を連動させ緩めながら動く動的な放鬆がある。
気沈丹田には、定式時等、動作の比較的安静な時、放鬆による上虚下実で、下腹部の自然な充実を得る、静的な気沈丹田と、前進・後退等の動作中に放鬆による身法の自然な調整を行う動的な気沈丹田が有る。気沈丹田は、下肢と上肢を身体内部で繫ぐために欠かせない役割を果たすものである。