New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

109)講習会の備忘録③

本日の講習会で習った事。五防功と摟膝拗歩の注意事項。

①五防功の時の膝についての注意が有った。
犀牛望月で両手を左後ろとか右後ろに回す時と、流星趕月(甩手)で、両手を左右に振る時に、膝が上下のバネとして動くのは良いが、内側や外側に揺れ動くのはダメ。との事。

②白鶴亮翅から摟膝拗歩に入る時、両手を前で上下に入れ替える動作が有るが、この時の肩の強張りについての注意が有った。
右手を少し左へ振って下におろす動作がガチガチらしい。もっと肩の力を抜いて手首を相手に預けているつもりで、ドーンと落とす事。

③野馬分鬃も摟膝拗歩も、足を寄せる動作(収脚)とか足を出す動作(上歩)はもっと優雅にやってほしい。これらは軸足に乗って緩んだ時に行うのが良い。常に上下運動と連動させる事。

④摟膝拗歩で上歩して緩んだ後、両手が背中で繋がっている事を確認し、払う手が先、推す手が後、肘が下に向いていて、最後はのびやかに(舒展)して終わるが、㋑推す手が前に行き過ぎない様に、㋺親指の付け根が正中線に来る様に、注意する事。

⑤摟膝拗歩の定式から后坐する時、両手を残しておく事で、背中で繋がって、下の手には掤の働きが、上の手には捋の働きが出せる事。