New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

17)おしてみる

先日、太極拳の先生から「平円推手のおす手は相手の胸に直線的におすべし」と教えられた。

私は以前に本を読んで、相手の胸と言うよりは、自分と相手の間に大きな円が描かれる様、もっと外側を回る形で、おしていた。勝手に判断し間違って覚えてしまったのだ。

先生から「平円推手で実際に相手をおしてみなさい。どっちのルートでおす方が、相手に伝わるか直ぐわかるから」とアドバイスをいただいた。

それを試していた時、別の欠点が露呈した。それは、平円推手の弓歩で後足の胯を伸ばす時、腰が前に捻れ、円襠が出来てないと言う欠点です。その為、どっちのルートで試しても、足からの力が相手に伝わりません。

平円推手も相手とのコミュニケーションですが、その前に、伝えるべき勁力を自分の足から自分の指先まで伝えなくては会話が始まりません。おす時の正しいルート、おす時の足から指先までの繋がりの良し悪しは、おしてみると直ぐわかるのでした。