New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

376)新国際競技ルール

先日、県連主催の太極拳競技大会が有った。
何年かぶりの大会であり、参加する事で何かしらの収穫があると期待して参加した。

予選は従来ルールによる採点だった。
ただし、掲示された成績表には、1~5号審判員の個別採点結果の発表はなかった。

決勝は新国際競技ルールに準じた採点だった様だ。
しかし、発表された成績順位は、自分の評価と大きくズレていた。
新ルールによる評価基準が、私の中では、未だ十分に馴染めて居ないのだろう。

そこで、新国際競技ルールについて調べてみた。備忘録として以下に記す。

 

審判員はA組が3名、B組が4名(審判長を含む)であり、
A組得点(5点満点)+B組得点(5点満点)の合計で評価される。

A組は、套路の各動作に対し、ミスの有無とその回数を評価(5点満点から逐次減点)
1つの動作について、審判員3人中2人がミスと判定した時に、0.1単位で減点される。

B組は、ほぼ従来の評価の仕方と同じで、套路全体を通しての演技レベルを評価する。
演技レベルは3レベル9等級に分けられていて、評価点数は0.01の単位迄ある。
審判員4人の平均値が得点となる。(最高点と最低点を除いた、残2人の平均かも)

 

細部は色々有るが、A組審判員の評価範囲で、ミス1回が0.1の減点と言う事は、B組審判員の評価で、何等級ものダウンに相当するという事。すなわち、套路の各動作をミス無く基本通りに出来ているか、が最も重要視されて居るという事だ。

歩型のミス(弓歩の膝が足先を超えるなど)バランス動作のミス(軸足の膝が曲がっているなど)が、成績に大きく影響する事を踏まえて、基本動作をもう一度見直してみようと思った。