New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

107)講習会の備忘録①

先日御幣島のトレーニングセンターで講習会に参加した。この時先生からの一般的注意事項と、周りの人が私にしてくれた注意点を、書き残したいと思う。

①私の野馬分鬃では、前の手の肘が下を向き過ぎているらしい。背中、肩、肘、手首、指先の順に動いて、最終的には、肘が後ろから見える所で止めるべしとの事。私は沈肩墜肘を意識していたので、肘が下を向いても良いと思っていた。野馬分鬃の用法を用いた後の時点、すなわちフォロースルーの時点なら、許されるかと思ったがダメでした。

②野馬分鬃の最初の90度上歩時、左足の爪先がちゃんと開いているべし。緩んだ時の両足は円襠になっているべし。

③野馬分鬃の碾歩の後、前足に乗って行く時、身体をひねるのはダメ。後ろ足を伸ばすだけにする事。

④白鶴亮翅に入る前、両手をクロスして右45度の方向に上げるが、両手を右に引き過ぎるのはダメ。45度に拘らず右胯を入れて、身体が向く範囲にする事。手は身体に付いて来るだけ。引っ張らない。左膝は内側に入れない。

⑤動作の一つづつが早すぎるのはダメ。もっと慎重に、丁寧にするべし。やるべき事が分かっていれば、今は不完全でも徐々にうまくなるので、丁寧にするのが一番の練習である。

⑥推手講座での一般的注意事項は㋑腹は柔らかく保つ。㋺足裏は踏みつけない。㋩足と手の筋肉を固めない。皮膚まで柔らかく。㊁胸を緩め、腰を緩め、最後に肩→肘→手先の方向に2mm伸びた感覚が持てたなら、相手は自分に吸い付いているので、後はどの様にも動かせるとの事。

⑦二の腕を抑えられて、その腕を前に出せとの命題。胸/腰を緩めて肩肘を2mm伸ばす感覚がどうしても持てなかったのに、先生が私の肘を後ろからちょいと押したら、私の二の腕を掴んでいた相手が飛んだ。掴まれている所を忘れる事が必要。「用意不用力」を心から信じる。そうすれば出来る。一皮むけてステップアップする事が可能になる。信じないうちは現状維持しか出来ない。と言われたが、なかなか難しい。