New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

99)推手套路の練習

昨日、太極拳のレベルアップ講座に行き、推手套路の練習をした。

推手では相手の勁を感じてから、対応策を決めるのが本来の姿だと思うのだが、推手套路は、動きが決まっている為、相手の勁を感じる前に、勝手に次の動きに入ってしまう事が良くある。

これでは、練習の意味がない。「聴勁→対応策」が、練習の目的だと肝に銘じて、勝手に動かない様に、套路練習する事が必要である。

又、こちらの勁に対して、相手の対応がまずくても、それをとがめる様な動きは、未だ習っていない。とがめる動きを習うのは、推手の基礎が十分出来からと言う事なのだろう。

先生と手合わせをすると、自分の動きに弾みがついて止まらなくなったり、先生がビクとも動かなくなったり、無理に動かそうとして、逆に自分の身体が浮いてしまったり、と言う様な事を体験する。

その大半は、自分の重心位置が悪い、姿勢が悪い、身体で動いていない、勁の方向が違う事に、原因が有るのだろうし、それを見抜いて対応する先生の聴勁が精密だから、こんな風になるのだろう。

自分も、はやく先生の様に「精密な聴勁と的確な対応」が、出来る様になりたいものだと思う。