New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

47)どこでわかるの?

今日は天気も良く、観梅ハイキングに参加して、非常に気持ち良かったです。歩いている途中で、太極拳の話になって、「段を取ったら黒帯になるのですか?」と聞かれたので「いいえ」と答えたところ、「それならバッジでも付けるのですか?」「いいえ」「じゃあ、どこで有段者と分かるの?」ですって。「動きはじめたら、上手な人はすぐに分かる」と答えておいた。「それなら、無理に段を取らなくても良いね」と、その人は一人で納得した様子でした。

そんな会話の後、自分にとって昇段試験の意味は何だったのかと、考え自分なりに纏めるとこんな感じでした。

昇段試験に合格しようと努力したおかげで、自分の太極拳を見つめ直す機会が得られたし、身体の内側に対する敏感さとか調整能力を一生懸命に磨こうとした。そんなチャンスは昇段試験のタイミングにしか訪れない。

昇段の為の要求事項を、何とかクリヤーしようと日々練習した。身体に生じた新しい感覚に「これだ」と手ごたえを感じては、雲散霧消してしまった。そんな事を何回も繰り返した。徐々にこの感覚が長く残る迄やった。

それだけ密度の濃い練習を何回も出来たのは、受験しようと言う意思のおかげだと思う。

チャンスは何回有っても良い。要求事項が出来る様になる迄、何回も有った方が良い。出来ない内に、Give upとか、Lucky とかで、そのチャンスを、無くすのは本人にとって悲劇ですね。。。。