太極拳推手の練習をしている時になぜか、子供の頃にやった縄相撲を思い出しました。足裏が浮いた時の感覚、何となく似ているからでしょうか。
縄相撲は3mぐらいのロープ(縄)1本を使ってやる遊びで、二人が向かい合って立ち、ロープの端をそれぞれの身体の後ろ(お尻か腰)に回して、その端を手で持ち、手・腰・お尻を使ってロ-プを操り、引いたり緩めたりで、相手を動かした方が勝ちの遊びです。
相手がロープを引いて来ると感じたら(聴勁)①こちらはそれに合わせてロープを緩めると、相手は空を切ってつんのめるし②逆にしっかりと重心を安定させていると、相手に自らの力が跳ね返りつんのめる(足裏が浮く)んです。
なんか太極拳の推手みたいですよね。
相手の動きを読んで、押し引きの駆け引きをしたり、どんと構えて跳ね返す方法(掤勁)を選んだりして、力と技以外にも動きの読み合いで、勝敗が決まる所が、この遊びの最大の魅力だったなぁと思い出していました。