New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

452)県大会の練習で注意された事

県大会の練習で注意された事。

①弓歩から后坐する時、後ろ足を曲げて下がっては駄目。後ろ引きになっている。膝は結果的に曲がるが、膝を曲げる事が下がる原動力になっている訳ではない。
尾閭を巻き込む形で、肚を充実させると、命門の辺りが後ろに張り出し、両胯は少し開いた形になって、后坐する準備が整う。
両足に降りると言う表現が紛らわしいが、足は丹田の力で引き上げて、軽くしておく。
両胯を緩めて、前足から後方への推進力で下がる。この時の感覚としては、小さな凸を乗り越えてから座るイメージ。
下がる時の後ろ膝は、弓歩時の膝の位置より少し後ろ張るイメージ。膝が上を向く。
弓歩時の膝の位置より前に動くのは、膝を曲げて后坐しようとしている証拠。これでは膝が下を向いてしまう。前膝と後ろ膝の間の張り感が無くなるので駄目。
弓歩の時の後ろ膝の向きが悪いと、后坐の時、どうしても後ろ引きになり易い。
弓歩の形が後々も影響するので注意する事。

 

②跟歩した後で、前足から後ろ足に体重移動する時も同様で、前足を使って後ろ足に乗り込む事。後ろ足の膝を曲げる事によって体重移動しては駄目。これも後ろ引き。
しかし、最も注意すべきは、後ろ足に体重移動する時の、腰の向きと位置である。お尻の向きが正しくないと、右足内転筋で立てずに、腰を外側にずらして立つことになる。

 

③高探馬から左蹬脚へ向けての過渡動作についての注意。

㋑高探馬の左手を右上に刺す動作に力がない。左足が効いていない。足からの力が左手指先に伝わる様な刺し方をして欲しい。
総合太極拳の29番目「退歩穿掌」の「穿掌」と同様に、右手で相手を引き込み、左手で相手を刺す動作に近いと考えるのが良い。
㋺刺した後、身体の向きを保持したままで、左足を出す。穿梭の足の出し方と同じ。
㋩左足を着地して、身体を緩める事で左手の向きが変わる。身体と関係なく左手の向きを変えるのは、空の手。

これらは自分の悪い癖についてのご指摘だ。相当努力をしないと直らないと思うが、しっかり頭に於いてこれからの練習していこうと思う。