腕と身体は、どの様な骨と関節で繋がっているのか調べてみた。
腕とは何処から何処までで、身体とは何処を言うのだろうか。
鎖骨/肩甲骨/上腕骨/橈骨-尺骨/その先 を腕、胸骨/肋骨/胸椎を身体と言って良かろう。
橈骨-尺骨を小手と言い、その先と合わせたものを、小手先と言う。
1個の胸骨+12対の肋骨+12個の胸椎 から構成される籠状の骨格を胸郭と言う。
鎖骨や肩甲骨を動かす事は、腕を動かす事であり、それらを含めた沢山の関節を、自由に動かせる事が、腕を柔らかくスムーズに動かせる事に繋がる。
上腕骨の骨頭が肩甲骨にはまり込む肩甲上腕関節の事を一般には肩関節と呼んでいる。
周辺には肩甲骨と鎖骨で構成される肩鎖関節や、胸骨と鎖骨で構成される胸鎖関節など、複数の関節が存在する。
広い意味で言うなら、肩関節は、肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節・肩峰下関節・肩甲胸郭関節 の5つの関節の総称である。
このうち、肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節は、関節包や軟骨などの、関節構成体で覆われた「解剖学的関節」である。
肩峰下関節・肩甲胸郭関節は、関節構成体を持たないが、可動域の確保等に係る「機能的関節」である。
①上腕骨→肩甲上腕関節→肩甲骨→肩鎖関節→鎖骨→胸鎖関節→前側胸骨 の繋がりと、
②上腕骨→肩峰下関節→肩甲骨→肩甲胸郭関節→後側胸郭 の繋がりが有る。