New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

194)先生のお話

久しぶりに先生のお話。練習の時にいつも思って居て欲しい事。①十分に乗り込む事②目線が大事③両足が有って技が有る④膝の捻じれ腰の捻じれには何時も注意する事。

①十分に乗り込めば、収脚の脚は何の苦労もなく寄って来ます。乗り込みが不十分だと足を踏ん張ったりして、一部の筋肉/筋力を使ってバランスを保つ事になり、これではダメです。ゆっくりと動いて十分乗り込んだか確認する時間的な余裕を持ちましょう。確認しながら動けば、全身の筋肉に均等に負荷を担わせて、余分な力を使わずに、最小限の力で套路をする事ができるはずです。

目線を大切にしましょう。斜め後ろから肘を曲げて手の平を耳元へ持ってくる動作が何か所もあるが、この時、目が先に手の平から離れてはいけない。肘が曲がり始め、手の平が耳の方へ動き出すまでは、その手を見ているべきである。しかし、長く見ていすぎると、次の動作(本来の目的である攻めの動作)の準備ができて来ないので、これもいけない。(摟膝拗歩・倒巻肱・高探馬)

③白鶴亮翅の左脚の付け替えタイミングの話。両腕をクロスして擠をするのなら、その前に足を付け替えて一旦緩みそれから擠をすることになる。両腕をクロスするところは通過点として捉え、左手は腹前、右手は右こめがみの辺りでに来た時に左足を付け替えるのであれば、そこで緩んでから左手の払いと右手の広がりとなるだろう。この動作はどちらも前方向に勁が働くことになる。

高探馬の時、右手を推す動作が出て来るがこの時、膝の捻じれは厳禁であるし、腰の捻じれも無い様に注意の事。腰がその位置に有って動かないから、推す手に勁が伝わるという事の様である。