New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

141)印象に残った言葉

今日の太極拳教室で、先生がおっしゃった2つの言葉が、印象に残ったので、ここに記しておきます。

その一つ目。「胸を緩めて」とか「胯を緩めて」とか「腕の緊張を取って」と、注意する事が有りますが、実は、そこが一番目に付いたと言うだけの事なので、聞く方は、胸・胯・腕の事とは思わずに、「身体全体を緩めて」とか「身体全体の緊張を取って」と、注意されたのだと、思った方が良いですよ。意識が身体の一部分に片寄っては、緩める事も、緊張を取る事も、出来ませんから。

二つ目。緩んで繋いで広がる時に、「開」とか「合」と言う言葉を聴いたら、開と合は全く別の物ではなく、相対的なものと思って居た方が、良いですよ。小さい声から連続して徐々に大きな声にしていく時、どこからが大きな声と言う線引きは出来ませんね。それは相対的なものだからですね。開合も同じです。連続的に変化させなくては、勁が途切れてしまいますから「合」は、緩んで繋いでだと、決め付けてはいけませんし、「開」は「合」と反対の事だと、決め付けてはいけません。「合」を大切にし、腿/足裏を踏まずに、少しずつ動いて行けば、その先に「開」が、もれなく付いて来る。そういったものなのです。