New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

321)32式剣

先日の太極拳教室で、32式剣の第3式=仆歩横掃の定式から、第4式=向右平帯の定式に至るまでの動きや、第4式=向右平帯定式から、第5式=向左平帯に至るまでの動きについて注意が有って、定式から次の定式への動きを5ステップに分けて練習した。

①定式から次の定式への最初の動作で、剣を持つ手首と両肘を伸ばしながら、前足にきっちりと乗り込んで行く事。

②乗り込んだ後、後足を寄せる時、剣と剣指を丹田(身体の中心)に集めてくる事。

③身体の軸を立てて、上歩する時には、手首と両肘を伸ばし、剣を前に推し出す事。

(向右平帯への動きでは、剣を持つ右手手の平は上向き、左手剣指は右手に添える)
(向左平帯への動きでは、剣を持つ右手手の平は下向き、左手剣指は左脇腹に置く)

④上歩し終わって、身体を緩める時に、剣を持つ右手の手の平を上下反転させる事。
(向右平帯への動きでは、剣と右手手の平は下向きになり、左手剣指は右手に添える)
(向左平帯への動きでは、剣と右手手の平は上向きになり、左手剣指は左後方をさす)

⑤弓歩になりながら平帯する。
(向右平帯への動きでは、右足前の弓歩)
(向左平帯への動きでは、左足前の弓歩)

以上の5ステップに分けて練習した事で何を目指したのか。

それは、太極拳でも練習した「収脚時の丹田の意識」や「上歩する時とした後の緩み」や「弓歩時の円襠」そして「上下の協調一致」の重要性を再認識する事であった。